アレキサンダーファン
2006年02月掲載
プロフィール
野見山 和子 (のみやま かずこ) 野見山 和子
(のみやま かずこ)
福岡県出身。98年3月近畿大学附属女子高等学校普通科卒業。98年4月くらしき作陽大学音楽学部音楽学科(ホルン専攻)入学 。02年3月くらしき作陽大学音楽学部音楽学科(ホルン専攻)卒業。02年4月、桐朋学園大学研究科入学 。これまでにホルンを山田 真、田中 正大、瀬尾 達也、今井 仁志の各氏に師事。2003年8月より日本フィルハーモニー交響楽団団員。2005年1月より東京都交響楽団契約団員。103MBL/アレキサンダーNO.23金メッキ仕様
第16回 プレーヤーズ
野見山和子インタビュー

国内外のホルンプレーヤーにスポットを当て、インタビューや対談を掲載するコーナー。
ホルンについてはもちろん、趣味や休日の過ごし方など、
普段知ることの無いプレーヤーの私生活についてもお伝えします。

─2006年1月から東京都交響楽団(以後「都響」)に移られたということで、まだ間もないですが、都響のホルンセクションの印象はいかがですか。
皆さん上手だな、というのはもちろんですけれど、特に思ったのは、音がまとまるのが早いという感じがしたことです。
都響では伝統的にみんなアレキサンダーを使っているじゃないですか。そのせいもあるのか、音が寄りやすいという気がしています。
野見山和子


─野見山さんもアレキサンダーをお使いですよね。
はい。103MBLです。マウスピースはアレキサンダーの23番を使っています。


─ホルンを始められたきっかけは?
小学校のときにピアノを習っていました。妹と一緒に習い始めたのですが、妹の方が上手くなってしまって、それが嫌でピアノをやめて、エレクトーンを始めました。私って負けず嫌いみたいです(笑)。
その頃、小学校の音楽の教科書の裏にオーケストラの写真が載っていたんですけれど、それがすごく格好よく見えて、「私オーケストラに入りたい」と思っていました。


─小学生の頃から!
はい。それで中学校では当然吹奏楽部に入ることにして、本当はフルートをやりたかったんですけれど人がいっぱいで入れませんでした。
それで先輩がユーフォニウムとホルンを持って来て「どっちがいい?」って。
でも「こっち(ユーフォニウム)は確かオケに入っていなかったから」と思ってホルンを選びました。最初「形も格好悪いなあ」と思いながら(笑)。


─いつごろまで「格好悪い」と思っていました?
すぐ好きになりましたよ。音が出るようになったらやっぱり「良いなあ」って。お父さんがホルンのCDを買ってきてくれたんですが、それを聴いて「こんな良い音が出るんだ」とびっくりしたのを覚えています。


─そのCDは何か教えていただけますか。
モーツァルトのホルン協奏曲です。ソロはギュンター・ヘーグナー。これを聴いからですね、「もっともっと上手くなりたい」と思うようになったのは。


─いつごろから本格的にプロを目指したのですか。
野見山和子 「オーケストラに入りたい」というのはずっと思っていましたが、音大を目指そうと思ったのは高校生のときです。
私は福岡出身なんですが、福岡に音大はないんです。でも県外に行くことには父が反対して。
比較的近くの音楽学部が岡山県のくらしき作陽大学で、父が「特待を取れたら行っていいよ」と言ってくれたので頑張って入りました。
卒業した後には上京して桐朋学園大学の研究科に入り、1年間在籍した頃に日本フィルハーモニー交響楽団(以後、「日フィル」)のオーディションを受けて、団員になりました。


─小学生の時からの夢だった「オーケストラに入りたい」ということが、いま現実となっているわけですね。
小さい頃からの夢がかなっているわけですし、自分の好きなことが仕事になっていますから、自分は本当に幸せだなあと思います。
しかもオーケストラではみんな優しくて暖かくて、すごく良くしてもらっています。
日フィルでも都響でも下吹きをやっていますが、私は下を吹くのが好きなんですね。
メロディーを吹いているよりもハモっている方が楽しくて、どんな曲をやっても楽しんで吹いています。


─演奏会の本番でも楽しんでしまう方ですか?
そうですね。どんな曲でも自分の好きな部分てあるじゃないですか。
他の人が吹くフレーズでも「良いなあ」と思うところがあって、それをステージ上で聴いてるだけでも楽しいです。


─どんな曲が特に好きですか。
以前プッチーニのオペラで「つばめ」という曲をやったことがあるんですが、それがすごく良い曲で、本番で演奏しながら泣いてしまったんです。
あとでメンバーには「何で泣いてたの?」と不思議そうな顔をされました。
あと、音楽教室で「子供たちと歌おう」というようなコーナーがあって子供が一生懸命歌っているのを見ると、それだけでほろっと来てしまいます。
私、涙もろいんですかね。仕事で結婚式での木管五重奏の演奏を頼まれて、全然知らない人なのに「結婚式っていいなあ」って泣きそうになったこともあります。
その時はさすがに我慢しましたけれど。泣いたりしたら変な誤解を生みますからね(笑)。


─ところで、アレキサンダーはいつからお使いですか。
高校2年生のときからです。最初別の楽器を買ったのですが、1年も使わずに買い換えました。
先生に「もし将来プロとしてずっとやっていきたいのだったら、アレキサンダーを買っておいた方がいい」と薦められて、それからずっと今の103を使っています。


─最初はどんな印象でした?
高校の吹奏楽部でも103を持っている人っているじゃないですか。そういう人が持っているのを見て、4番ロータリーが普通と上下逆なのが格好良いって思って憧れてたんです。
手にしての第一印象は「大きくて持ちにくい」でした(笑)。それまでの楽器と自分に聞こえる音も違って、内心「吹きにくいなあ。なんで先生はこれを薦めるんだろう」と思っていました。でもホールで吹いた時に納得しましたね。「自分に聞こえる音ではなく、この楽器はホールで響く音が良いんだ」って。


─AHOCの会員にメッセージをお願いします。
私も昔憧れていたこともあるくらいアレキサンダーが好きなので、オーナーの方には親近感を感じますね。
楽器の製造番号を聞いたりとかよくしてます。製造番号が近いと妙に嬉しかったりとか。
野見山和子
─ちなみに何番ですか?
#14223です。近い人がいらっしゃったら、AHOC経由でぜひご連絡ください!


─これからのご予定について教えてください。
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン(AHEJ)の演奏会が2月17日に岡山で、18日に東京でありますけれど、それにゲスト出演させていただきます。
今回初めて参加させていただきますけれど、すごく楽しみです。
メンバーの皆さんが一流の方だし、今井先生に習っていたということもあってちょっとドキドキしてましたけれど、それよりも嬉しい方が勝っています。
特に岡山は大学に通っていた場所ですし、アマチュアのアレキサンダー・ユーザーの方もステージで演奏できるコーナーがあるらしいので、楽しみです。
AHEJの方々も、AHEJとして演奏旅行に行くのが初めてだということで楽しみにしているようです。


一問一答コーナー

─血液型は?
A型です。あまりそうは思われないんですけど(笑)。

─ご自身はどういう性格だと思いますか。
人見知りする方です。話しているとよく「変わっている」とか「不思議」とか言われます。自分では普通のつもりなんですけれどね(笑)。あとおっちょこちょいです。

─趣味は?
特にこれっていうのはないですね。休みの日などはふらふらとお買い物したりするのが好きですね。
あとは部屋の掃除をして、楽器を吹いたりとか。パソコンは最近インターネットでいろいろ見たりするのが楽しいです。

─凝っている物とかありますか?
携帯電話、好きですね。「携帯依存症」と言われるくらい、ずっと触ってます。機種は古いんですけれど。

─好きな食べ物?
唐揚げ、豆乳、納豆、チョコレート。でもダントツで唐揚げ!

─好きな色?
特にはありませんが、赤と黒の組み合わせとか格好良いですよね。前は青が好きでしたが、今はそれほどでも……。

─好きな映画?
「ショーシャンクの空に」。あとはジブリ作品は好きです。

─好きなスポーツ?
特にはありません。見るのも特には。スキーはやります。

─面白いエピソードを紹介してください。
ホルンのサマーキャンプに講師として参加したのですが、バスを待っているときに「どの先生に付くんですか」と言われて、「えー、どうしよう」と思って逃げました。学生に混じってしまうんでしょうね。

当コーナーの情報はそれぞれ掲載時のものです。
プロフィール等変更となっている場合がございますので予めご了承下さい。


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