アレキサンダーファン
2005年12月掲載
プロフィール
有馬純晴(ありますみはる) 有馬純晴
(ありますみはる)
東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業。ホルンを笠松長久、千葉馨、ジュリアン・ベーカー、デール・クレヴェンジャーの各氏に師事。室内楽を中川良平、本荘玲子、カール・エールベルガーの各氏に師事。大学卒業と同時に東京都交響楽団入団。89年ロンドンに留学。現在東京都交響楽団首席奏者、東京シンフォニエッタメンバー、日本ホルン協会副会長。
第14回 プレーヤーズ
有馬純晴インタビュー

国内外のホルンプレーヤーにスポットを当て、インタビューや対談を掲載するコーナー。
ホルンについてはもちろん、趣味や休日の過ごし方など、
普段知ることの無いプレーヤーの私生活についてもお伝えします。

─ホルンを始めたきっかけを教えてほしいのですが、小さい頃から音楽をやられていたのですか?
3歳くらいからピアノをしていましたね。父の仕事の関係で6歳までロンドンにいたんですが、そこで始めました。小学校1年で日本に帰ってきて一時中断したんですが、小3から再開して中学1年までやっていました。中1でピアノを習うのを辞めたんですが、自分で弾いたりはしていましたね。ホルンは高校からなんです。
高校に入って吹奏楽部に入部しました。入れ替わりの先輩で、東京芸大に行ったホルンの方がいて、仮入部の際にその方の音を聴き、ホルンっていい音色だと思いホルンを始めました。吹きこなせるようになりたい!と思いましたし、音楽を表現するのにホルンを介して出来たらいいなあと思ったのがきっかけですかね。


─3年間吹奏楽部に。
そうですね。それで高2の時に、笠松さんのレッスンを受けるようになりました。この時に103を購入して、それからアレキサンダーを使っています。
まず、このホルンという楽器が難しくて、どうにか吹きこなせるようになりたい!と思いましたし、今からでも遅くない!と練習して、1浪して芸大に入学することが出来ました。


─芸大ではどなたに付かれていたのですか?
4年間千葉馨先生でした。笠松さんのレッスンは、お手本を吹かれて、それを見て聴いて盗むという形が多かった。そして千葉先生のレッスンでは、奏法よりも音楽について言われることが多かったですね。そんなわけで、奏法に関しては自己流の部分がまだまだあったんです。それで行き詰ったこともあったんですが、後に留学して、そこで奏法を学ぶことが出来たので良かったです。


─留学はいつ?
大学4年の時に東京都交響楽団のオーディションを受けて1983年卒業後すぐに入団しました。86年に首席になって、それから89年にロンドンに留学しました。
ジュリアン・ベーカーという人に付いたんですが、この方もアレキサンダーホルンを使っているんですよ。


─アレキは高校の時からと言っておられましたが、ずっと103を使っているのですか?
今は107を使っています。都響に入って留学する前からなんで、85年くらいからだと思います。最初は103と107を持ち替えて使っていましたが、107は103に比べると、少し抵抗がある楽器なんです。だから107から103に持ち替えた時は楽なんですが逆の場合は難しいんです。それでもオーケストラで1番を吹いていて、107を使ったときに、音がホール全体に飛ぶような感覚があって良いんです。それから、107の音色が、特にソロの部分で合っていて好きなんです。結局求めている音っていうのは103も107も同じ系統なんですけどね。


─やっぱりアレキサンダーの魅力は音色。
僕はピアニッシモが好きですね!アレキサンダーのピアニッシモは響きに艶があるんです。音色が損なわれない、キラキラした響きなんですよ。客席の一番後ろの席までピュアなピアニッシモが届く感じですね。もちろんフォルテッシモも、誰もが言うように素晴らしいと思いますよ!


─では、恒例の趣味について。
都響スキー部 北海道・ルスツにて
都響スキー部 北海道・ルスツにて
都響テニス部 東京・玉川上水にて
都響テニス部 東京・玉川上水にて
過去のプレーヤーズを読んだんですが、スポーツをする方は意外に少ないんですね(笑)。僕は、40歳になってから、わりと最近なんですけど、スキーとテニスを始めました!スキーは大学を卒業した頃に、1シーズンだけ行ったことがあったんですが、それ以来ずーっとやっていなかったんです。それが、都響にスキー部があって、それに誘われて、やってみようかなぁって始めたんです。今年は安比に行こうかと計画中なんですよ。
テニスの方もテニス部もあって、これも誘われて入りました。これは超下手です…、うまい人はこの部に入ってないんですよ(笑)。それでも汗を流すのはいいですからね!合宿とかもしたりして。


─それでは最後に会員に向けて一言お願いいたします。
日本ホルン協会の副会長をしているんですが、この会はプロとアマチュアの垣根がほとんど無いんですよ。理事会においてもプロとアマが、全く同等に対等な立場ですし。そういう流れを、このアレキサンダーホルンオーナーズクラブの中でも、同じ楽器を、同じ喜びを共有している仲間として、分け隔てなく交流出来たらと思います!


演奏会情報
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン
第5回定期演奏会
2006年2月18日(土曜)開場18時半、開演19時
東京文化会館小ホール(JR上野駅公園口)
■プログラム
(1)ホルニシモ(ハイデン)
(2)カルメン組曲(ビゼー/ターナー) 
(3)交響曲第三番〜第四楽章(ブラームス/ロビンソン) 
(4)委嘱新作(小林健太郎) 
(5)カプリス(パガニーニ/小林健太郎) 
(6)シーンII(エーダー) 
(7)楽劇ジークフリートより(ワーグナー)
全自由席 一般3500円、学生2500円
■チケットお取り扱い
東京文化会館チケットサービス 電話03-5815-5452 都内有名楽器店
※アレキサンダーホルンオーナーズクラブ会員の方は販売店でも500円引きいたします。

当コーナーの情報はそれぞれ掲載時のものです。
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