アレキサンダーファン
2006年06月掲載
プロフィール
大東 周(おおひがし しゅう) 大東 周
(おおひがし しゅう)
神奈川県出身。東京芸術大学音楽学部卒業。ホルンを脇屋俊介、守山光三、山本真の各氏に師事。95年広島交響楽団入団。98年新星日本交響楽団へ移籍。01年東京フィルハーモニー交響楽団への統合に伴い移籍。
使用楽器:アレキサンダー 103MBL
マウスピース:JK 2DK
第20回 プレーヤーズ
大東 周インタビュー

国内外のホルンプレーヤーにスポットを当て、インタビューや対談を掲載するコーナー。
ホルンについてはもちろん、趣味や休日の過ごし方など、
普段知ることの無いプレーヤーの私生活についてもお伝えします。

─現在の活動としては?
東京フィルハーモニー交響楽団(東フィル)の団員です。
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン(AHEJ)のメンバーでもあるのですが、実はコーン同盟にも在籍しています。ある時期コーンを使っていたので、そのとき山本真さん(元NHK交響楽団)に誘われて。最近はあまり活動していないですが。僕も今はアレキサンダーだけしか使っていませんし。


─コーンとアレキサンダーって、まるで性格が違う楽器だと思うのですが、どうして換えられたのですか。
大東 周
どうしてなんでしょうね(笑)。周りでいつも一緒に吹く人との相性でしょうか。自分は下吹きなので。
新星日本交響楽団(新星日響)が2001年に東フィルと合併する前あたりからアレキサンダーを使っています。東フィルは皆アレキサンダーでしたから、一人だけコーンを吹いているわけにもいかなくて。


─新星日響にいらっしゃって、東フィルと合併されたわけですが、全体のサウンドは変わりましたか。
もう全然違います。特に東フィルのサウンドに近くなっていますので、我々のように新星にいた人間にとっては変化量が大きいですね。新星のホルンパートはかなり個性豊かだったと思いますが、全体には今よりも柔らかな音のイメージだったように思います。


─アレキサンダーとコーンとで、どちらが自分に合っているという感じはありますか?
合っていると言えばコーンの方ですね。でもどちらにも良いところがありますので、今の状況でどちらの楽器を吹くか、ということだけですね。
例えば、自分の出したい音というのはイメージが決まっているじゃないですか。それに対してコーンだとピアノで多少苦労したり、逆にアレキサンダーでは下の音を鳴らすときにコーンほど鳴らないので、頑張る必要がありますね。


─結局、楽器の違いよりも吹く人の音のイメージが重要ということですね。
大東 周
楽器を変えても、結局はその人の音になってしまうんですね。例えばいつも一緒に吹いている人は、何の楽器を吹いていても、誰が吹いているかわかりますから。
大切なのはどんな音を出したいか、ですね。


─大東さんはどんな音が好きですか。
ウィンナホルンのような音色が好きですね。実際に楽器を買って吹いたら楽しいだろうなと思いますけれど、実際問題仕事では使えませんからね。
まあ、イメージとしてはああいう音色を目指しているので、アレキサンダーで出せればなあ、とは思っています。


─ところで、ホルンを始められたのはいつですか。
大東 周
高校生のときです。吹奏楽部で、最初は学校のFシングルを使っていたのですが、だんだんホルンが面白くなってしまって、まずマウスピースを買いにいったんです。そのとき楽器屋さんに「君は音大に行ったほうがいい」とおだてられて(笑)、それで道を踏み誤ってしまいました。

そこに当時の東ドイツのシュナイダーっていう中古の楽器が置いてあったんです。103に巻き方が似ている楽器です。吹いたらそれが良くて、親にねだって買ってもらいました。
そのあと本格的にやりたくて、脇屋俊介さん(東フィル)のところに習いに行きました。脇屋さんは「アレキサンダー以外は楽器じゃない」という人なので、自動的にアレキサンダー103になりました。


─そもそも高校で「吹奏楽部に入ろう」と思われたのはどうして?
小さいときからバイオリンをやっていたんですが、コンチェルトのレコードを聴いたりしたときに、オーケストラから聞こえてくるホルンの音色が良いなあ、とずっと思っていました。
その高校の吹奏楽部もオーケストラの編曲ものを中心にやるバンドで、入学式のときに「ローエングリン」の第3幕への前奏曲を演奏したんですね。それで「ああ、カッコイイなあ、中に入ってホルンを吹きたいなあ」と思って。


─バイオリンはどうされました?
自然消滅ですね(笑)。とにかくホルンが面白くて面白くて。高校に行っても楽器しか吹いてませんでした。朝は早くから朝練をしているんですけれど、ホームルームに間に合わなくていつも遅刻でした。
でもあの頃は本当に楽器を吹くのが楽しかったですね。今はあの時ほど楽しくないです。
どちらかというと苦しみながら吹いていますが、いつかまたあの時のように楽しく吹けるようになるのではないか、という希望を持ってやっています。


─どうなったときに、その「楽しさ」が蘇ると思いますか。
やっぱり自分の思い通りに吹けた時じゃないですか。当時の腕前は自分ではわかりませんが、それなりに思い通りに吹けていたんだと思います。実際、高校時代に普通にできていたことで、今できないこともあるくらいですから(笑)。どうやってたんでしょうね。


─では逆に、全国のアマチュアホルン奏者に、より楽しく吹けるアドバイスを何か。
それは僕が教えて欲しいくらいです(笑)。




一問一答コーナー

─子供の頃はバイオリンばかり弾いていたのですか。
はじめは「習わされてた」という感じで楽しくなかったので、毎日野球ばかりしていました。

─今は野球はしませんか?
新星日響の野球チームにも入っていたのですが、肩が痛くなってしまって、今はやっていません。

─他にスポーツとかされていますか?
全然しませんね(笑)。

─ホルン以外で趣味と言えば?
最近は行ってませんが、山登りが好きだったんですよ。基本的に自然が好きなので、また機会を見つけて行きたいなあとは思っています。

─では休みの日には何をされていますか。
子供がまだ小さいので、子供と遊んでいます。遊ばれるというか。だから、休みの日の方が疲れるんです(笑)。

当コーナーの情報はそれぞれ掲載時のものです。
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