アレキサンダーファン
2006年03月掲載
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第15回 アレキファン的「ホルンの“ホ”」
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン

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特派員Yによるアレキサンダーホルンアンサンブルジャパン演奏会レポート
在京オーケストラのアレキサンダー使用プレイヤーにて構成されるアレキサンダーホルンアンサンブルジャパン(以下AHEJ)の演奏会が去る2月17日(金)岡山県立美術館ホール、翌18日(土)東京文化会館にて行われた。今回も日本を代表するホルン吹きが一堂に会し、私達をホルンの(濃密な!)世界へと誘ってくれたのだった。

開場時刻にはすでに長蛇の列が!!
開場時刻にはすでに長蛇の列が!!
今回はその2公演の中から2月18日の模様をレポートしたい。会場となった東京文化会館小ホールには開演前からたくさんの人が並んで開場を待っていた。座席はどんどん埋まっていき、ホルン好きの多さを改めて感じる。

そして演奏会が始まった。
はじめは、ハイデン作曲のホルニッシモ。8本の角笛が咆哮する華やかなファンファーレで彩られ、これから始まるホルンの宴への期待が否が応にも高まる。
2曲目は、ビゼー作曲のカルメン組曲。西條貴人氏(都響)がまるで赤マントを四六時中はためかし、私達を魅了し続けているようだった(思わず牛になって突撃しそうになった!?)。
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン
今回の目玉といってもいいかもしれないのが、金子典樹氏(新日フィル)率いるブラームス三番。High Asの嵐!!あれは本当にホルンなのか?どこかにラッパを隠し持っているのではないのか?と疑いたくなるくらい、伸びのある、無理を感じさせない、綺麗なハイトーン。
聴衆の中には思わずブラヴォーを叫ぶ人がいたのも納得!
休憩をはさんで、小林健太郎氏の委嘱新作である、ホルン10重奏のための断章。
葛藤、焦燥感、使命感をイメージして作曲したそうだが、それがわかりやすく伝わってくる曲であった。演奏はもちろん、さすが!!
次はパガニーニ作曲カプリス24番。かなり技巧的な曲であり、バイオリンの曲をホルンでやるのはいくらなんでも無茶では??と思っていたら、3人でうまく分担され(1人で吹くより大変かもしれないとも思われた)、この演奏会の中盤の選曲としてはなかなか変わっていて楽しめた。
エーダー シーンIIは難解な曲だった。8本の猛者ホルン達のうめきやら呟きやらが次々とずれて出てくるなかで、果敢に五拍子を振っていたのが有馬純晴氏(都響)。とは言っても随所に登場するカデンツァ部分は、奏者がまるで指揮者の出る幕はない!とでも言いたげに、ぺちゃぺちゃとおしゃべりをしているかのようで、面白く感じた。
そして、この演奏会の最後を飾ったのがワーグナー作曲神々の黄昏ファンタジー。バンダありワグナーチューバありで、刺激的だった(先月号の和田博史氏のワグナーチューバ記事、お読みになりましたか??)。また、演奏会のプログラムの最後にふさわしく、盛り上がりがすごく、ホール全体に音が充満していたのがとても印象的であった。

サインに握手におしゃべりに。ファンの列は途絶えない。
サインに握手におしゃべりに。
ファンの列は途絶えない。
演奏会終了後にはCD販売とサイン会が行われ、お客さんとプレーヤーが思い思いに交流。素晴らしい演奏を聴かせてくれた憧れのプレーヤーに一目会いたいと多くのお客さんが長蛇の列を作っていた。

〜 取 材 を 終 え て 〜
今回の演奏会は、日本を代表するホルン吹きが集まっており各人得意分野は異なっていて、色々な音、技術、曲が聞けたのが何よりも良かった。また、プログラムでも述べられていたが、結成7年目だけあってお互いが理解しあってまとまりのある演奏が多かった点が印象に残っている。私にとって非常に内容の濃い満足できる演奏会であった
●特派員Yプロフィール
都内某大学オケに所属するホルン吹き。
都内某大学のオーケストラに所属するホルン吹き。 ホルンの奥深さにはまり、日々練習に励んでいる。
金管アンサンブル等でも活動中。


注目!!「モーストリー・クラシック5月号」の付録DVDに掲載
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン 3月20日発売の産経新聞社「モーストリー・クラシック5月号」の付録DVDにて今回の演奏会の模様が一部ご覧になれます。アレキサンダーホルンアンサンブルジャパンのメンバーがアレキサンダーの魅力についても語っています。詳しくは下記ウェブサイトをご覧下さい。
モーストリー・クラシック
http://mostly.sankei.co.jp/


 
●次回予告
第5回定期演奏会前日の2月17日に岡山県立美術館ホールにて行われた岡山特別演奏会ではアレキサンダーホルンオーナーズクラブのメンバーを中心とした岡山ホルンクラブ総勢16名(この日のためだけに結成!)が出演。アンコールでは狩人の合唱をAHEJメンバーとステージ上で共に奏で、フィナーレを華々しく飾りました。この模様は次号で更に詳しくお伝えする予定です!!
AHOC会員がAHEJと共演
AHOC会員がAHEJと共演
岡山県立美術館ホール
岡山県立美術館ホール

 




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