アレキサンダーファン
2005年02月掲載
ホルン・ワンポイントレッスン 達人の息吹


 達人の息吹 第4回

 アレキサンダーオーナーズクラブのみなさん、お元気ですか?

やっと3回目となりました、ワンポイントレッスン。みなさんのお役にたっているでしょうか?半分やけくそになって書いている筆者の様子が行間ににじみ出ているのを感じられている方も少なからずいらっしゃるでしょう。3回目にして早くもネタが尽きてきました。
みなさんどんどん聞きたいことあったらメールくださいよ。質問メールするのはタダなんだから。採用されるかは別にして。こんなのどうかなぁ。どうすればプロの奏者と飲み友だちになれるか?とか、プロのホルン吹きの彼女(彼氏)の作り方、とか。こういう質問いろいろいいアドバイスができそうなんだけどなぁ。

編集のみやっちの怒った顔が頭に浮かんできた。そろそろレッスンのようなものを書かねば。どうしよう。そうねぇ。2月といえば節分。豆まきだ。今年はおとうさん、鬼にならなきゃいけないかなぁ。というわけで今回はタンギングです。

飴の工場行ったことありますか?最後の行程で、にゅーって長ーい飴が出て来たところを薄い鉄板みたいのが上から降りてきてガチャコンガチャコン切っていくわけなんだけど、これを見た時あっこれはタンギングに似てるなぁと思った訳です。飴は息。鉄板が舌。止めどなく出て来る息を舌でカットしていくのがタンギング。けっして舌で息を押しとどめてはいけません。舌が歯に触れている時間はほんの瞬間だけです。歯に舌がくっついている時間が長いと舌自体にも力がはいってきますし、タンギングもきつくなったり重くなりがちです。それより一番のデメリットは舌突きが遅くなるということでしょう。

歯にくっ付いている時間が長くてお困りの方には、まずタンギングをTuTuからThuThuに変えることをお勧めします。なるべくルーズなタンギングを心掛けます。最小限の舌の力でタンギングするくせをつけましょう。それからきれいなタンギングに整えていきます。

もうひとつタンギングについて考えられることは舌の位置です。音を出している時、すなわちタンギングしていない時、舌はあなたの口の中のどこに待機していますか?もしかして奥の方に引っ込めてないですか?結構こういう人、多いです。奥に舌を引っ込めるということはそれだけで舌に力が入っていることになります。死んだ人の舌は脱力して伸びてくるそうです。見たことないけど。そういう人は舌のウェイティング位置をもっと前にもってくることです。前に出てくればそれだけ舌と歯の距離も近くなってタンギングには好都合です。

以上のことをちょっと確かめてみて下さい。急にタンギングがうまくなるかもしれませんよ。


PROFILE

今井仁志(いまいひとし) ●今井仁志(いまいひとし)
愛媛県出身。東京学芸大学音楽科卒業。ホルンを千葉馨、伊藤栄一、原田晃祝、デール・クレヴェンジャー、エリック・ティルヴィリガーの各氏に師事。
アフィニス文化財団海外派遣制度によりミュンヘンに留学。
オーケストラアンサンブル金沢、東京交響楽団首席奏者を経て、現在、NHK交響楽団団員。
桐朋学園音楽科講師、武蔵野音楽大学講師、日本ホルン協会常任理事。
アレキサンダーホルンアンサンブルジャパンメンバー。







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