アレキサンダーファン
2004年11月掲載
対談インタビュー プレーヤーズ

国内外のホルンプレーヤーにスポットを当て、インタビューや対談を掲載するコーナー。
ホルンについてはもちろん、趣味や休日の過ごし方など、
普段知ることの無いプレーヤーの私生活についてもお伝えします。



 プレーヤーズ 第1回

 PLAYERS INTERVIEW 伊藤泰世×西條貴人×阿部雅人


 
 
それぞれホルンを始めたきっかけは?

 
伊藤 きっかけねぇ。僕が始めたころはまだホルンじゃなくてメロフォン、ヤマハの前進のニッカンのメロフォンでした。中学校にオーケストラがあってそこで始めたのがきっかけ。勉強は嫌いで音楽は好きでしたから(笑)。なぜホルンを選んだかというと、ホルンって形が綺麗でしょ(笑)。

西條 僕は小学校3年生から、ジュニア吹奏楽団でトランペットを吹いていたんだけど、その吹奏楽団はレベルによってAグループとBグループがあって、Bグループで吹いていたんです。そして4年生のときに、ホルンだったらAグループに入れるよと言われて即決したんです(笑)。

阿部 僕もはじめはトランペットだったんです。小学校4年か5年だったかな。でも何か違うなと思っていたんです。中学校のブラスバンド部に入って、顧問の中嶋先生が僕の歯を見て「君はホルンをやったほうがいい」といわれて始めました。でも中学は入ったときは、ブラスバンド部に入るか柔道部に入るか迷ったんですけどね(笑)。



 
 
3人はよく会われるんですか?

 
伊藤 この3人は西武池袋線沿線だから、町内会の集まりみたいなものです。

阿部 三角関係ですから(笑)。



 
 
音楽家の趣味は、本番後の“飲み”だと思いますが(笑)、何か他に趣味はありますか?伊藤さんからお願いします。

 
伊藤 若いときはレザークラフトをしてました。バックを作ったりネクタイを作ったり、色々なものを作ったねぇ。それで、都響を退団したら何か作って、みんなにプレゼントしようと思ったけど…。 伊藤氏制作の皮製ホルンケース
    伊藤氏制作の
皮製ホルンケース

阿部 無かったですね(笑)。

伊藤 道具は全部揃ってるから、やろうと思えばすぐ出来るんだけどね(笑)。今でも作ったものは全部持ってるよ。

西條 ミュートケースもありますよね。

伊藤 ミュートケースもあるし、ホルンのケースも全部皮で作ったのがあるよ。でも今はやっぱりゴルフだね。阿部くんともよく行きます。

阿部 では僕の趣味はゴルフということで(笑)。
  5年前に行われたホルンプレーヤーによるゴルフコンペ 5年前に行われたホルンプレーヤーによるゴルフコンペ
前列左から祝峯氏、山本氏、沖田氏。
後列左から笠松氏、千葉氏、阿部氏、宇田氏、伊藤夫人、
故 一色氏、有馬氏、伊藤氏、脇屋氏。
  ゴルフ練習場にて阿部、伊藤両氏 ゴルフ練習場にて阿部、伊藤両氏。



 
 
では西條さん。

 
西條 夕日研究家!これは知ってる人は知っている本当の話なんです。東京に来てからなんですけど、綺麗な夕日を見たり雲を見たり、最近はデジカメで写真も撮ります。今までで一番綺麗だったのは、北海道のワッサム。秋も終わるくらいに演奏旅行で行ったんですけど、普通夕日は赤とか金色なんですけど、その日の夕日は銀色だったんです!それはそれはとっても綺麗でした。都響のメンバーも何人か一緒に見たんですが、それ以上の夕日は今はまだ出合ってないですね。
 
夕日写真の絵解き ●夕日写真の絵解き
西條カメラマン最近のヒットという、首都高からの夕日。
危険ですので、良い子は真似しないように(笑)



 
 
みなさんのアレキに至るまでをお聞かせください。

 
伊藤 僕はアレキになったのは遅いですよ。ヤマハを持っていたんだけど、シカゴに留学してしばらくしてスティーブ・ルイスに替えて、日本に帰ってからもずっと使っていました。そして次がアレキの1103。いきなり103を吹くのは難しかったので、1103から入って103になったんです。

西條 僕は、はじめはヤマハのFシングル。次がヤマハの名器664!それからホルトンで、この楽器で大学受験しました。その後はオットー、パックスマンだったんですけど、何度かアレキを借りてコンクールやオーディションで吹いていました。
そして、やはりオーケストラでの吹奏感が合ったのでアレキ103を買いました。


 
 
伊藤さんは1103をクッションにして103にしたと言われていましたが、パックスマンから103に変えたときはスムーズにチェンジ出来ましたか?

 
西條 いやいや、都響の試用期間中は全然音が出なくて大変でした。結局、あぁこうかな?とわかるまで半年はかかりましたね。



 
 
では阿部さんは?

 
阿部 中学校のときはヤマハだったんだけど、高校に入ったときに地元のジュニアオーケストラに入って、そこの楽器がアレキだったんですよ。それからずっとアレキです。でも大学受験するときにオケの楽器を使うわけにもいかないので、友達のヤマハを借りて受けたんです。そして失敗しまして、2年目はこれではいかんと思い、アレキを買って受けて合格しました!



 
 
ずっと103?

 
阿部 ずっと103、103、103…何台か乗り継いで、今は1103です。



 
 
なぜ103から1103にされたんですか?

 
阿部 オケで2番4番を吹くのに1103のほうが鳴りやすいんです。上の人が103を吹いていると、103と1103ではやはり音色が違うので、注意しないといけませんが。



 
 
では最後にアレキクラブに向けて一言、代表して伊藤さんお願いいたします。

 
伊藤 仲良くやろう(笑)。みんなで楽しくこの輪を広げて、末永く続けて行きましょう!




PROFILE

阿部雅人 ●阿部雅人
福島県出身。東京芸術大学音楽学部卒業。ホルンを永沢康彦、大野良夫、守山光三、千葉馨の各氏に師事。室内楽を中川良平、山本正治の各氏に師事。在学中、東京文化会館推薦音楽会出演。大学四年時に東京フィルハーモニー交響楽団に入団し、現在にいたる。96年福岡でジョイントリサイタル。97年に福島でソロリサイタルを開く。東京ホルンクラブメンバー。

西條貴人 ●西條貴人
東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業。ホルンを窪田克巳、笠松長久、守山光三、千葉馨、松崎裕の各氏に師事。
在学中安宅賞受賞。室内楽を中川良平、本荘玲子、カール・エールベルガーの各氏に師事。89年東京文化会館推薦音楽会出演。大学卒業と同時に東京都交響楽団入団。90年第59回日本音楽コンクール第3位。(1位無し)。97年第14回日本管打楽器コンクール優勝。98年第67回日本音楽コンクール優勝。99年東京文化会館にてリサイタルを開く。NHK−FMリサイタル出演。東京シティフィルハーモニック管弦楽団を経て、現在東京都交響楽団団員。横濱金管五重奏団、ジャパンホルンカルテットメンバー。籍

伊藤泰世 ●伊藤泰世
新潟県出身。武蔵野音楽大学卒業。ホルンを薗清隆、リチャード・マッキー、デール・クレヴェンジャーの各氏に師事。在学中に東京都交響楽団の創設時に入団。77年文化庁芸術家在外研修員としてシカゴに留学。79年武蔵野音楽大学講師に就任。国際ホルン協会評議委員。日本ホルン協会初代会長。ブラスファイブ、アンサンブルヴェルツェンメンバー。




インタビューを終えて

多くのアレキユーザーが、初めてアレキを吹いたときは苦労をしている、これは第一選で活躍しているプロ奏者もアマチュアの方も同じなんだと、すこし安心しました。僕自身もパックスマンからアレキにかえたときは音階すら間々ならない状態になり、1年かけて修復した思い出があります。そして、みな同じようにアレキになってからは、音色や吹奏感を好きになっていく。アレキが多くのユーザーに支持されるのは、そんなところも魅力なのかもしれないと感じました。

みやっち@編集人

 
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